腹腔鏡による避妊手術・肝生検のメリット
当院では避妊手術・肝生検・停留睾丸手術を腹腔鏡での実施を強くお勧めしています。
一般に腹腔鏡は『痛みが少ない』と言う認識は皆さんご存知だと思いますが、なぜ痛みが少ないかをよくわからない方がほとんどだと思います。
特に避妊手術の痛みでは卵巣を腹壁に固定する卵巣堤靭帯という靭帯があります。
開腹の避妊手術だと子宮と卵巣を目視で確認するためにこの靭帯を引っ張り上げなければいけません。この作業が強い痛みの原因だと言われています。
ですが、腹腔鏡だとお腹の中を高画質な4Kのカメラで確認しながら作業ができるので引っ張ることはなく、痛みも少ないという事です。更に目視での確認よりも細部まで確認できるので安心です。
肝生検・胆汁採取では肝臓は横隔膜の近くにあるのでかなり大きく開腹しなければなりませんが、腹腔鏡だと1cmにも満たない穴を2箇所で済みます。
最近では遠方の方も『腹腔鏡で避妊手術希望です』『肝臓の検査を腹腔鏡でできますか?』とお電話をいただくことが多くなってきました。画像や動画を交えてご説明させて頂いておりますので、ご希望の方はご来院ください。